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GOAL!2のYYamadaのレビュー・感想・評価

GOAL!2(2007年製作の映画)
3.2
【スポーツ映画のススメ】
 GOAL!2 (2007)

◆競技名:
⚽サッカー
◆競技の舞台:
 欧州チャンピオンズ・リーグ
レアル・マドリード

〈本作の粗筋〉
・プレミアリーグ最終節で劇的なFKを決め、UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献したサンティアゴに対し、スペインの名門レアル・マドリードが獲得に乗り出し、サンティアゴは移籍を決断。開幕早々からレギュラーの座を掴むと一躍スター選手となった。
・そんな中、少年時代に蒸発していた母親ロサの息子と名乗る少年と遭遇。サンティアゴは、すれ違い続きの恋人ロズや母親ロサとの関係修復に向け、大人として自力での解決を心に決め、ヨーロッパ最強のクラブチームを決定するチャンピオンズ・リーグに挑戦する…。

〈見処〉
①今度は銀河系軍団の一員に。
 FIFA公認サッカー映画、第2作!
・『GOAL!2』(原題:Goal II: Living the Dream)は、2007年に製作されたサッカー映画。国際サッカー連盟(FIFA)公認により2005年に公開された『GOAL!』の続編で、3部作の第2弾となっている。監督『エスター』『ジャングル・クルーズ』など、後に人気作品を手掛けることになるジャウム・コレット=セラ。
・所属チームは、前作のニューキャッスル(イングランド)から「銀河系軍団」と称されるレアル・マドリード(スペイン)に移籍。冒頭には、レアルの日本遠征、ジュビロ磐田戦のシーンも見ることが出来る。
・また、前作と比べサッカー界の一流選手の出演シーンも拡大。ベッカム、ジダン、ラウル、ロナウド、ロベルト・カルロス、カシージャス…試合シーンだけではなく、レアル・マドリードの練習やロッカールームでの描写も多く描かれている。

②結び…本作の見処は?
思いのほか悪くない…3作目よりは。
◎: エンドロールは「Himself」ばかり。実際に演技する場面も多い「銀河系軍団」の選手に加え、チャンピオンズ・リーグの決勝の対戦相手には、ベンゲル監督率いる、アーセナルのアンリ、ユングベリ、ピレスなどレジェンド選手が登場。 サッカーファンには必見の場面。
▲: スター選手となったサンティアゴの独りよがりの葛藤は、スポーツ映画続編に見られる展開(ロッキーⅢなど)。しかしながら、
恩人のエージェントを解雇する流れに唐突感あり。
▲: アメリカ市場の興行面の掘り起こしのためだろうか、ベッカムの露出が異様に多く、ジャケ写も堂々のメイン扱い。ラストシーンは、主役を凌ぐ活躍をしているベッカムであるが、ストーリーには絡んでおらず、映画として違和感あり。
×: 突然現れた、父違いの弟の破天荒な行動が腹立たしい。カーチェイスなどの横道に逸れたシーンはいらず、サンティアゴは赦してはいけない。
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