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ボディ・ダブルのマのレビュー・感想・評価

ボディ・ダブル(1984年製作の映画)
4.3
被写体に触れようとした結果 自分の闇に向き合わなければならなくなるインセル。

被写体としての自分がダメだから、映画を撮るモノとして他人をコントロールしようとする。というのは、多少こじつけ感はあるけれど、デ・パルマにとって他人事ではないんじゃ?それこそ女性を殺害する描写への露悪に異様にこだわってるのとかも 映画内で何度もブロンドの女性を殺した挙句 俳優に加害までしていたヒッチコックと同じ問題が見える。ポルノとも冷めた距離感。

ソレこそ ナヨナヨした男の気持ちの悪い妄想が現実として現れ、逆に当人に向かって刃を向けてくるような印象 コレをもっと客観視して、上手く描いたのがアンダー・ザ・シルバーレイクか。
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