先に近年の「えんとこの歌」を見てしまっていたのだけどようやく見れた99年作。20数年前、介助もボランティアの力がまだまだ中心で、制度は全く追いついていなかったんだな、と。しかし制度が無いからこその自…
>>続きを読むえんとこ、遠藤さんのいるところ。
縁のあるところ。
介助者の若者と一緒に過ごす。
えんとこの卒業生は千人を超えると。
「えんとこ」は、「えんとこの歌」の20年前の作品なので今はもっと多いのかも。
一…
いまの介護の仕事をするまえに観たときは、障害があっても誰かの助けを受けて生きている人という感想だった。
脳性マヒという言葉も初めて聞いたと思う。
いま、介護・福祉の仕事に就いて、ひとりの介助者の立場…
障害を持つ遠藤さんの福祉を追ったドキュメンタリーという紹介では決して済まされない脅威的な映画だ。
体が動かない人物を相手にしてはいるが、伊勢監督の向けるカメラの前で見せる遠藤さんの顔の表情の豊かさ…
横たわる哲学者。めちゃくちゃ素晴らしい。
啓蒙と変革。それはベッドから始まる。
触れ合う事話し合うことがお互いをケアするということ。
繋がること、ハンデキャップを受け入れる難しさと発見。
この時代だ…
主人公・遠藤滋の介助を行った人々が3000人に昇るというのは結構衝撃的な数字だと思う。
「人に迷惑をかけて生きる」ことを肯定する彼自身の考え方を持ち出すならば、3000人に迷惑をかけたのだから。
…