岡本喜八だから作れた斜め上をいく戦争映画。すごい。
鑑賞直後はハテナが浮かんだけど、全てを通じて「納得できなさ」で貫かれていたことに気づき、納得。
鑑賞者に投げかけられた無言の問いかけに、あっぱれ。…
1945年8月に戦争へ参加することに必死で悩む主人公は客観的にはあまりにも滑稽でも主観で見るとあまりにも深刻すぎて泣けてくる。低予算映画であるがゆえのチープさも、とてつもなくボロい特攻潜水艦も八方塞…
>>続きを読むオープニングから、うわこれ好き!ってなった、岡本喜八らしいコミカルなモンタージュ、真似したいな〜
主人公に名前をつけず背景を描かずに具体性を持たせないことで、どこにでもいる普通の若者であることが際立…
特攻を前にした青年の一日の話。
みずみずしくてエモーショナル、喜八監督のなかでは上位に入る位好きになった。
喜八監督らしいブラックコメディ要素の強いセリフや砂漠のなか夢か現実か曖昧な前衛的なシーンも…
日本のいちばん長い日と視点において好対照の映画。
昭和20年の大日本帝国という国家システムは戦争のために個人を動員するくせに、終わった途端に個人まで構っていられなくなる。きちんと終わらせることができ…
8/7@新文芸坐
第二次大戦末期・爆弾特攻が決まった21歳の青年の最後の休日をユーモアを混じえて描いている。
特攻隊員が神様ならば、最期は人間らしく…と短すぎる青春を謳歌する姿
が哀しい。
寺…
このレビューはネタバレを含みます
(再)岡本喜八の代表作。戦争を題材にしたブラックコメディ洋画は『MASH』『突撃』etc数あれど虚しさ哀感秘めた本作がNo.1と勝手に思ってる。学徒出兵させられ幹部予備候補生とは名ばかりで飢えに苦し…
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