出所間近の模範囚フランク・レオン（シルヴェスター・スタローン）あと数週間で恋人の待つ自由な世界へ戻ることができるはずだった。だが、ある夜、地獄の異名を持つゲイトウェイ刑務所へ移送される。所長のドラムグール（ドナルド・サザーランド）は個人的にレオンに恨みを持ち、次々と卑劣な罠を仕掛けてくる。囚人から、看守から、肉体的にも精神的にも痛めつけられるが、レオンは反抗もせず、ひたすら耐え続けていた。ところが親しくしていた囚人仲間に魔の手がのび、さらには最愛の恋人にまで…。レオンの怒りは爆発した!
シルベスター・スタローンの映画のお約束は、耐えて耐えて最後に怒りを爆発させるカタルシス。
今回は、スタローン演じるレオンに怨みを持つ刑務所所長ドラムグールを相手に耐えに耐えて最後に怒りを爆発させる。
シラミ退治ガスを噴霧する部屋で窒息寸前まで追い詰めたり、フットボールの試合にかこつけてリンチ、レオンたちが心血を注いだクラッシックカーをぶち壊す、10分ごとにライトを当てて点呼して眠らせないなど、サディスティックな仕打ちに見ている側も怒りが募る。
クライマックスでは、ドラムグールにきっちり落とし前をつけるし、囚人仲間との熱い友情や肉弾アクションもサイコーな監獄サスペンス映画。
