タッくん弐

ロックアップのタッくん弐のレビュー・感想・評価

ロックアップ(1989年製作の映画)
3.8
ブタ箱にブチ込まれることがどれだけ恐ろしいことか今作でシルベスター・スタローンが身をもって教えてくれる次第ですが

劇中の彼がシャバにでたら車の整備工よりも強めのヒットマンの方が天職であるのは間違いない

閉鎖された空間、制限された状況で侵される人権とはなんなのかを考えましたところ

そんなことよりそこから逃げ出す勇気の方がよっぽど大切な優先事項であるのに気づきました

ドナルド・サザーランドの嫌なおじちゃん感も実に素敵で、腐敗したポリ公みたいな看守達もアメリカ的で実に印象的

個人的な話をするとポリスメンに御厄介になったことは幸運であったのか一度もありませんでした

しかし周囲にたまたまそう云ったお知り合いが多いこともあり、沢山の逸話を耳にする機会がございます

印象的なのは所謂社会に反した団体から送付された女体盛りの写真をそのまま見せられ、#MeToo運動高まる時勢に反した宴が未だ催されているのを知った夏

パパやママの時代で云うところかつてのテレ東系深夜帯代表番組ギルガメッシュナナナナイトにて岩本恭生氏が「これは刺身ですか」と

明らかに違っているのをわかっているにも関わらず割箸でチョメしていたのを観て以来、小生の中で実しやかにその存在を疑って生きていたその配膳

そこで小生から出た言葉は唯一「a……ホントにあるんだ……」と云う何とも無味無臭の感想でありました

実際問題、行為の意義は別として食欲と性欲の共存は難しいものではないかと常々思っております

話が大幅にズレましたが今作で好きな場面は若い受刑者ファーストベースが苦労して皆が修理した外車をダメだっつってるのに暴走させ

結果、悪い所長の手先からストIIボーナスステージみたいにボッコボコに車ブッこわされる場面です

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐