★伊丹十三が「マルサの女」をヒットさせて「～の女」ばかり撮るようになる以前の作品。「マルサの女」やその後に続く作品群も面白い作品があるのだが、この作品では自由奔放。好きな事やって楽しく作ったんだなと思える作品。
★宮本信子扮するタンポポが営むボロくて不味いラーメン屋を山崎努のグルメなトラック野郎が立ち直らせる話を軸に、食にまつわるエピソードを絡めて描いていく。
★笑ったのは下っ端サラリーマンが顧客の接待食事会の場で、上司や取引先よりフランス料理の蘊蓄を語りながら注文する場面。
★冒頭で役所広司がスクリーンの向こう側の観客に語りかける場面で、パリポリ、クシャクシャお菓子つまみながら見てる客を恫喝する！よくぞ言ってくれた。この場面、全ての映画のオープニングに流れれば良いのに❗
