あさきち

タンポポのあさきちのレビュー・感想・評価

タンポポ(1985年製作の映画)
-

ふと、
放浪記(林芙美子)の話で出てきて、
思い出したことがある

食事を描写し、美食のレポも卓越した林芙美子を評価する中で、

食事をすることで、
どう美味しかったかを表現するのに、
食べたあと身体が変わりましたよ、と
伝えることの重要性が出ていた

【タンポポ】で、
白い服の男が、
海人から牡蠣を貰いすすり、
海人が、
殻で傷ついた指を血を吸う、

このカットは、
二人の関係性まで表現していて、
性と生命力を司る食事であることが、

あぁ、そうだったなと蘇った
あさきち

あさきち