まーしー

ドラえもん のび太の日本誕生のまーしーのレビュー・感想・評価

3.5
映画シリーズ第10作。約7万年前の日本・中国へ家出したドラえもんたち一行が、原始人ククルとともに、悪の呪術師ギガゾンビに立ち向かう。

古代を舞台に、ククルの村やギガゾンビの居場所を探し求めて旅するところが、いかにもドラえもん映画らしい。
「たずね人ステッキ」や「ヒラリマント」など、ドラえもんのひみつ道具も大活躍。
のび太が作ったドラゴンたちペットと一緒に敵地に向かっていくストーリーは、まるでRPGのよう。ピンチあり笑いありのアドベンチャー要素が楽しい。
冒険アニメのド真ん中をいく内容とテンポの良さだと感じた。

先日、リメイク版を鑑賞したところなので、当然ながらストーリーに目新しさを感じない。
では、そのリメイク版と比べたらどうか。
個人的には、本作の方が全体的にあっさりしている印象を持った。ギガゾンビとの対決シーンや、のび太とペットたちの交流シーン、のび太と原始人ククルの友情シーンなどが控えめだった。
ただ、その分、冗長さがなくて良い。
オリジナル版・リメイク版ともに甲乙つけがたい、どちらも楽しめる作品のように思う。