MoriyanoDwarf

綴り字のシーズンのMoriyanoDwarfのレビュー・感想・評価

綴り字のシーズン(2005年製作の映画)
2.9
話す、書く、思い出す。
言葉には様々な魅力が詰まっている。
表現するためには欠かせない道具にもなる。

しかし、人と人の間を隔てるそれぞれの価値観において時に言葉は無力にもなる。

身近な家族にしても、完全に分かり合うことは難しい。

幼い少女が求めたものは、才能ではなくきっと何か別のものだろう。

ちょっと宗教感や世界観が難しめの映画だったかな。
日常よりの絵が多いけど、グロいとか怖いの暗さではない闇深さを感じたように思える…。
誰が悪いとかじゃなく、家族なら一度はぶつかりそうな問題かと。
ただ、テーマである言葉の世界には取っ付きヅラさがあって入りにくいかな…。

お父さんは率直に言うとあまり好きになれないね(笑)
応援なのか、自己満足なのか本人にしか分からないけど第三者から見て態度が露骨すぎると気持ちいいもんじゃないね。
かと言って、全てを優先して犠牲になればとも思えんし…。
あ~、モヤモヤする映画ですわ~(笑)
MoriyanoDwarf

MoriyanoDwarf