Lazy

綴り字のシーズンのLazyのネタバレレビュー・内容・結末

綴り字のシーズン(2005年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

Spelling Beeと呼ばれるスペリングコンテストを通して家族の絆、宗教の違いなどを描く。
リチャード・ギア、ジュリエット・ビノシュ。
娘のイライザ役を演じたフランス人のフローラ・クロスはその後2007年にマーゴット・ウェディングという映画に出演した後にはさほど目立った活動はしていないようだ。

(以下のコメントには重要な部分のネタバレが含まれますので、未鑑賞でこれから観る予定のある方は読まない方が良いと思います。)
文字を通じて神と同化するというアブラハム・アブラフィアによる発想は良く分かりません。
映画の中でヒンドゥー教がカルト集団のような扱いを受けているが、少なくともインド人には受け入れられないだろう。
娘イライザのスペリング能力が開花したことにより、家族の絆がバランスを失うみたいな書評を見ることができるが、少なくとも母の盗み癖はもっと前からあったものであり、イライザの才能とは無関係である。
強いて言えば、夫ソールの関心がイライザに注がれ始めたことで、心の均衡を失い、それまでうまく行ってきた空き巣を捕まりやすいようなものにまで手を出してしまったということか。
最終的にはイライザがわざと優勝を逃すことで、家族の絆を取り戻したような展開になるが、優勝したとしても絆は戻ったのではないかと思う。
ところで、”Origami”が英語化していることは新たな発見であったが、日本人にとっては折り紙の単なるローマ字表記であり、この偉大な全国大会の最後に出題される問題としては簡単すぎる。この問題だけなら、勝てる。
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