ハピネット「ホラー・マニアックスシリーズ」第13期 第3弾。4Kリマスター版として帰ってきた！イタリアン・スプラッターホラーの巨匠ルシオ・フルチ監督の代表作『サンゲリア』！以前に発売されたBlu-rayが廃盤、プレミア化してしまい手を出せなかったが、パワーアップして新たにリリースされたので、購入して鑑賞。
と、期待を胸に鑑賞したのだが、先に同監督の『地獄の門』、『ビヨンド』を観てしまっていたせいか、予想外に物足りなさを感じてしまった。一番の見所であろう「眼球串刺し」は、『地獄の門』の「蛆虫ストーム」や『ビヨンド』の「タランチュラ顔面解体」には、残念ながら及ばなかった。（まあ制作順を考えれば、上記2作の方がパワーアップしていて当然なのだが。）しかしながら、ストーリー展開は上記2作よりも筋が通っていた。なので、作品としての出来栄えは本作の方が上だったように思う。
ゾンビ映画の名作の一つとして数えられる本作。面白かったかと問われれば首を傾げてしまうが、血みどろのエグイ残虐描写や「ゾンビvsサメ」の"迷"シーン等、流石、ネタには事欠かない内容だった。「面白くないのに引き込まれる／また観たくなる」という、フルチ作品の不思議な魅力。
