雑な感じが味わい深いルシオフルチのゾンビ映画。
執拗なゴア描写が生々しくリアル。
ストーリーはフワッとしてるが一応芯はある。
消息を絶った父のいる島へカップルの船に同乗するがいきなりノーブラTバック姿でスキューバダイビングする女性にびっくりしたかと思ったらジョーズ登場でピンチに!
そこに水棲ゾンビも現れてんやわんや!
1箇所にサービスが集中するのも珍しい。
島では医者の妻がシャワーを浴びてるところをしっかり三面鏡で死角なく魅せるさすがの描写に唸るとゾンビの手が!
その後、ゾンビとして復活出来ないレベルにしっかりと集団で手や脚や内臓を丁寧に食べられるという外側も内側もヌードになるというレアな女優魂に胸を打たれた。
文字通り地面から起き上がる描写があるが埋葬する時あまり深く掘らないルールでもあるのかと考えてはいけない。
ラストのラジオ放送はサンゲリア2にも通ずるオチである種の様式美か。
役者のスローな芝居や単調なBGMとか味だと思えば楽しい。
ゾンビのメイクもゴテゴテしてグロく、目や口から生きのいいミミズがウネウネしてて楽しそう。
ゾンビに群がるミミズはゾンビミミズになるのか?水棲ゾンビの腕を食いちぎった鮫もゾンビ鮫になるのか考察が止まらない。