ユースケ

サンゲリアのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

サンゲリア(1979年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

D「フルチ先輩、無断でタイトル使用とかエグくないっすか?」
L「うるせーよ!ゾンビはもともとブードゥー教のものなんだよ!」
D「いや、いくらフルチ先輩でも【ZOMBI2】はパクリすぎっすよ!」
L「うるせーよ!じゃ、ゾンビじゃなきゃいいんだろ!あれはサングだ!サンゲリアだ!」
D=ダリオ・アルジェント、L=ルチオ・フルチ

イタリアンホラーの巨匠ルチオ・フルチとダリオ・アルジェントとの間に確執を生んだいわくつきの一本であり、二番煎じの理想形。二番煎じからでしか抽出できない渋みとコクをお楽しみ下さい。

みどころは、美しいカリブ海にゾンビが揺れる奇跡のコラボレーション。ウジやミミズ(ゴカイ)が這い回るジャネット・デ・ロッシが手掛けた腐食度MAXの小汚いゾンビは必見。
サメとゾンビの水中戦、眼球串刺し、血管引きずり出し、恐怖による硬直表現など、ゾンビ映画史に残る名シーンが盛り沢山。
スキューバダイビングをする美女も、シャワーを浴びる美女も、しっかりとおっぱいを出すお色気シーンもサービス満点です。

N.Y.のブルックリン橋の歩道をゾンビが闊歩し、その下の車道を車が普通に走る。ゲリラ撮影丸出しでシュールなのにバッキバキにキマったラストシーンもたまりません。