Yukio

サンゲリアのYukioのレビュー・感想・評価

サンゲリア(1979年製作の映画)
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昔の古き良き王道ゾンビをあまり観たことが無く、最近のやたら足が速くて食欲旺盛なゾンビに慣れきってる自分にとってはこの映画は新鮮でした。

お気に入りは、ゆっくりのんびり奥様の臓物を掬って食べてるゾンビたち。主人公たちに全然気づかず、“呆けたゾンビ”って感じが可愛くて、本当に脳みそいかれちゃってんだ、感があって良い。ラストの木の小屋?(病院)の入り口にゆらゆらゾンビが集まってきて、ゆっくり体ごとぶつかってるシーンも同じ理由で好き。知性も勢いも感じない、本当に死んでるなあっていうノロさ。(勿論襲われたら怖いけど)

これが現代のゾンビ映画だったら、もっといっぱいのゾンビが押し寄せてくるはず。大声で叫んで体当たりして、あんなドアなんかすぐブチ破っちゃうよ。その時点で、元気いっぱいゾンビで”生きちゃってる“んだよね。

エンディングの音楽も好き。
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