ニタ

ショート・サーキットのニタのレビュー・感想・評価

ショート・サーキット(1986年製作の映画)
3.8
『おやすみオポチュニティ』に関連して、フォロイーさんから教えて頂いた作品。
80年代の作品を『AIR』を観た後に続けて鑑賞する個人的ゼータク感(笑)←つくづく自分の年を感じる(^^;

火星探査機オポチュニティに、研究者でなくとも感情移入したように、こちらのロボット“No.5”もとても愛おしい。
当時ロボットといえばこういうスタイルだったのだろう。今見るとレトロな感じだが、たくさんあるロボット映画の中で私のような年代にはイメージ的にかえってストンと来る。
劇中で出てくる料理を運ぶロボットは、近年ファミレスで見かけるネコ型配膳ロボットになってるなぁなんてちょっと思った。

てか、アリー・シーディ懐かしい✨(『セントエルモス・ファイヤー』‼️)No.5同様、かわいらしかったです😊

ロボットに命が宿る。
自我をもつ、と言うと『ターミネーター』の“スカイネット“”を思い出すが、AIの開発が急速に進む昨今、それは現実に近づいているのかもしれない。この作品のロボットもそもそも軍用に開発されたものだった。戦争のある現代と頭の中でどうしても結び付く。
No.5は、ちょっとしたアクシデントを経て人間と関わり、感情を持ち、ジョークを理解し、死を怖れ、生きていると自覚する状態に。
音楽を聴き(エル・デバージ‼️)、ダンスをし(アメリカ的🇺🇸)笑ったりもする。ユーモアに溢れていてもう親近感しかない。

ロボットと共存する世界は訪れつつある。
人間が仕事を奪われていく事態が既に多くあるというようなニュースを聞くと先々がちょっと不安にもなるが(50年後とかならもう自分いないけどw)、映画の中で並んで夕日を眺めるシーンのように、思いを共有できる関係が第一に築けたら素敵✴️

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