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釈迦のucandoitのレビュー・感想・評価

釈迦(1961年製作の映画)
4.0
釈迦 1961年 三隅研次監督

歴史を学ぶシリーズ 12

ブッダの誕生から入滅まで
キャストの99%が日本人と言う驚きの映画です。
日本初の70mm映画だそうだ。
それにしても大映の大スター勢揃いとは豪勢です。
抜群に美しい山本富士子さんは90歳でご存命とか。
モーゼ、スパルタカス、キリストとか見た後では余計感じますが我が同胞は概ね貧弱です(勝新は迫力ある)。
ブッダを演じたのは本郷功次郎だが悟りを開いてからは顔が一度も映りません。



以下ネタバレ備忘録
釈迦族の長に王子の誕生、庭の花が開く、蓮も
「天上天下唯我独尊」脇から生まれ7歩歩いた
ヤショダラー姫(フィリピンの綺麗な女優さん)の婿選び、豪傑ダイバ・ダッタ(勝新太郎)に圧勝するシッダ王子(本郷功次郎)、
安逸な生活、カースト制度に疑問、視察、飢え、病人、死体、バラモンの儀式、犠牲、
人生の苦痛はどこから来るのか知りたい
出家
ダイバがヤショダラーに接近
苦行六年
忍び込むダイバ、シッダの振りをして犯す、自害。恨みも憎しみも無くす、一歩近づいたかも
ヤショダラーの姿をした魔女が現れるが追い返す
怪物達
村の女ヤサ(京マチ子)実は帝釈天が導く
悟る
日照りと熱病、砦に入れてもらえない旅人、ブッダが現れると城門が開く、雨
子供を攫って食べる夜叉カリティ(山田五十鈴)のいる村、旅の僧ウバリ川崎敬三、カリティには八人の子供がいるが乳が出ない、子供を一人隠してブッダが諭す、弟子になるカリティとウバリ、
バラモン教行者シュラダに会うダイバ、ブッダ仏法に打ち勝つ神通力を授ける、辛い修行、
ブッダに会いに来るアショカのクナラ王子(市川雷蔵)とウシャナ(山本富士子)、父の第一夫人(月岡夢路)の誘惑を拒み盲目、賎民の谷に送られる、
仏法に帰依しなさい、人を恨むな、尊い法眼を得た、父母の元へ帰りなさい、弾き語り、義母の赦しを乞うクナラの眼が開く、投身自殺する義母
弟子のアナン小林勝彦に付き纏う卑しい村娘叶順子、托鉢に出なくなる、連れて来てやると言うダイバ(行者になっている)神通力、煩悩に負けるアナンだがブッダに呼び戻される、村娘も帰依、
アジャセ王(川口浩)は両親と不仲、母は杉村春子、妻(中村珠緒)にも冷たい、自分も出自を疑う、行者に占わせる、ダイバ、殺された行者の生まれ変わり、手を組もう、王を閉じ込め食事を与えない、王妃が肌に蜜を塗って栄養を与えていた、
インドラ神を祀ったバラモン神殿都市建設
釈迦の弟子を暴力で改宗させようとするダイバ、象が踏み潰す、歯向かう象、やめさせるアジャセ王、おもちゃの音で愛された子供時代を思い出す、子供の腫れ物の傷の膿を吸った父、不義の子、嫁いだ時孕っていた、許して愛した、父は絶命、供養にブッダを招く、髪を切ってまで油を求める老婆(北林谷栄)、貧者の一灯、
慈悲を説くブッダ
万灯を吹き消そうとするダイバ、老婆の一灯は消えない、
ダイバがクーデター、神殿が崩れる、敵を助ける仏教徒、何故と叫びながら谷を落ちるダイバ、帰依すると糸が降りてくる
ブッダ入滅、集まる人々、
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