借りぐらしのコブレッティ

釈迦の借りぐらしのコブレッティのレビュー・感想・評価

釈迦(1961年製作の映画)
3.2
「大魔神怒る」「斬る」の三隅研次監督。ビジュアルにインパクトがある作風なんですけど本作も絵に力強さがありますね。釈迦が産まれた瞬間「天上天下唯我独尊」と喋って笑ってしまいました。エキストラの人数が今の映画とは段違いに多いので迫力あります。インドのお話なのに出てくる人みんな日本人なので無国籍映画っぽいです。ヤング勝新太郎の顔の迫力はインド人に負けてないです。あとヤング中村玉緒は可愛らしい。

しかしなんでこの映画製作にいたったのか謎ですね。大映社内で「ベン・ハー」のような大作を作るぞ!っていう空気があったのでしょうか?あと釈迦のお話は手塚治虫の「ブッダ」という大傑作かありますのでそちらもオススメします。なんだかよくわかりませんが、ラストに凄い事が起きて釈迦は天に召されました。おしまい。