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ファー・イースト・ベイビーズのblacknessfallのレビュー・感想・評価

2.9
前にレビューしたちょっとの雨ならがまんと続けて上映されてたんで観賞。
てか、まったく観るつもりないどこか一緒にこれを上映すること自体知らなかった。
正直、興味をわかなかったけど、朝一で劇場行って(上映は16時40分から)おれの席も確保してくれた友人がこっちも取っておいてくれたのでスルーなぞできなかったんだよ笑

ガソリン兄弟てウクレレ弾いて道端で歌いまくる3人組。その友達ワクタの「おばあちゃん」(木彫りの変な人形)が盗まれる。
ガソリン兄弟とワクタは啓示を受ける。「おばあちゃん盗んだのは瀬戸内海の島でバカンスしてるナルトシ、やつが犯人だ!」
ガソリン兄弟とワクタはナルトシのいる島を目指す。一行は島に着きナルトシと激しくも奇妙なバトルを繰り広げる。その結末は如何に!?

話はこんな感じ。読んでわかると思うけどかなりシュール。93年のインディー映画。当時アングラな映画観てた人なら分かる感じの如何にもなインディースピリッツ溢れるエッジの効いた(奇をてらいすぎた?)映像、演出のオンパレード。昔は自分も好きで観てたけど、今はちょっと痛々しく寒くも感じてしまうやつ。
そーゆーのあったよね、福居ショウジン監督の「ピノキオ√964」とか。ノスルタルジーに浸れたけど、ちょっと辛かった、、笑

いやらしい自慢になるけど観てる時に演技とか演出が古屋兎丸のライチ☆光クラブっぽいなと思った。で、上映後の舞台挨拶で監督が東京グランギニョルの劇が好きで役者もグランギニョルの人(この人も舞台挨拶にいた)を使ったと言ってた。ライチ☆光クラブはグランギニョルのオリジナル作品でそれを古屋兎丸がマンガ化したんだよ!
無駄に映画観てマンガ読んで培ったおれの鑑識眼を褒めてやってください😂

この映画自体は監督が同じなだけでちょっと雨ならがまんと違ってパンクとか関係ないんだけど、G.I.S.Mのサケヴィ、頭脳警察のパンタなんかがちょい役で出てるから、まあ、二本立てもありかなと思った。あとアングラ演劇繋りなのか飴屋法水も。昔から飴屋法水が苦手なんで彼の舞台装置なんかも劇中にバンバン使われてたから、ノレなかった最大の要因はこれだな笑

しかし、この監督、評価難しい笑 映像感覚とか受け付けないとこあるけど、ヤバい才能ある人と繋がって個性的な作品作る手腕はすごいと思うし。もう1本なんか観たいな。。
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