RIO

陸軍中野学校 開戦前夜のRIOのレビュー・感想・評価

陸軍中野学校 開戦前夜(1968年製作の映画)
4.4
昭和16年11月5日
ワシントンでは日米交渉が決裂必至の情況にあった
椎名次郎は香港へ向っていた

極東米英軍から機密情報をホテルで盗む
相変わらずハラハラします

椎名の撮ったフィルムにより
御前会議の秘密が洩れていたことが分かる
中野機関とP機関の情報が錯綜するのが面白い
椎名たちは刻々と変わる情報を
大本営に伝える臨場感

草薙中佐があまり出てこなかった
それだけ椎名が切れる動きを
とれるまでにプロとなった証
相変わらず余計な言葉・行動のない
椎名カッコいいですね

あなたに愛する祖国があるように私にも祖国はあるんですと
一ノ瀬秋子が椎名に言った
彼女もきっと国には
名前さえも残していないんだろう

名前も出世も全て捨てて国に殉じた人間たちの話


全然、本編の内容と関係ないのですが港病院の前の
公園で遊んでる子供たちが鬼かわいい
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