戦争の最中敵に捕まり捕虜になった人間の心情を作中徹底的に掘り下げ、その上主人公二人は冒頭から最後まで過酷な状況にいるため捕まった彼らと同じ状況に陥ったかのような感情になり見終わったあと徒労感に襲われ…
>>続きを読む1976年 ソビエト連邦
監督は今のウクライナ出身のラリーサ・シェピチコ
彼女の夫は『炎628』のエレム・クリモフ
1942年、雪原の中、食糧を探しに出たソ連のパルチザン2人
訪れた村はすでにド…
演出4
演技4
脚本4
撮影5
音楽5
技術4
好み4
インスピレーション4
今以上に女性映画監督の活躍が難しかった1976年という年代に、ラリーサ・シェピチコという女性監督が戦争をテーマに映画を…
シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞🎥
ウクライナ生まれの映画監督ラリーサ・シェピチコによる戦争を通じて「人間の在り方を問う映画」であった。
第二次世界大戦中、ナチスドイツ軍が迫る中、パルチザン部隊が銃弾…
対ドイツ戦で2人のパルチザンが捕虜となるが、他に捕らわれた民間人とともに処刑台に送られる前、そのまま処刑されるか、祖国を裏切り敵の味方となって生き延びるか、究極の選択を迫られる。人間の弱さと尊厳を真…
>>続きを読むこれ凄まじかった 顔のクロースアップの必然性って突き詰めるとここに行き着くんじゃないか 戦争では生き残るのも死ぬのもどちらも運の問題でしかないなあと思いながら観ていたら、これまで死の可能性が描かれて…
>>続きを読む戦争で捕虜になることの無慈悲さに圧倒的リアリズムを持たせる様々な顔、表情のバリエーションに打ちひしがれる。
パルチザンに巻き込まれた人たちの顛末は見るに堪えないけれど、これが現実なのだろうと思わせる…