微妙。
表情へのクローズアップ/切り返しで観客のエモーションを波立たせようとする姿勢がくどい。雪の中の逃避行が退屈。独ソ戦の歴史を知っていて、その過酷さをある程度想像可能なためストーリーは理解できる…
真っ白な雪景色に黒ずくめの兵士をロングショットで捉える。モノクロームの強烈なコントラストは、少しベルイマンを彷彿とさせる荘厳さを宿していると思った…
が、思い違いであった。特に処刑シークエンスからの…
このレビューはネタバレを含みます
ドイツ軍に捕まった男が拷問に耐えられるかという話
「こういう辛い出来事がありました」で終わらず出来事に対してかなり強めに製作者の意図が現れている
小説の原作があるみたいだし、戦後かなり経ってから…
雪原の絶望感。良心に背いてしまったせいで、逃げられるのに逃げられないコーリャの絶叫が良い
屋根裏で自動小銃を向けられるところもすごい怖かった
予審判事は『一九八四年』のオブライエンみたいなこと言…
二次大戦下のパルチザンの話。キリストとユダってより、ユダユダユダユダ。ナチに協力するロシア人、助かりたくて寝返ったロシア人…。後ろめたい気持ちは、高潔な人を神々しく見せる。
終戦後にあの人たちはどう…
1976年 ソ連 モノクロ
ラリーサ・シェピチコ監督(『炎628』のエレム・クリモフ監督の奥さん)
ベルリン国際映画祭 金熊賞
1942年冬。第二次世界大戦下、ナチス・ドイツ軍に占領されたベラルー…
1942年冬。雪深い山に逃げ込んだパルチザンがドイツ軍に捕まり…。
現実主義者と理想主義者の二人のパルチザンと、ドイツの協力者となった元教師の審問官。(フライヤーより)
“炎628”のクリモフ監督の…
これは文句無しの傑作!!
自分がFilmarks を始めたきっかけが『炎628』。観終わった後の騒ついた気持ちを何かに記したくて始めた訳なんだけど、エレム・クリモフ監督の妻、ラリーサ・シェピチコ監…