人間の屑と、屑の人間と、それらを眺めるその他大勢の顔!顔!顔!の連発映画、夫婦揃ってなんちゅー顔撮ってんだと思うが、その目から溢れ出る呪詛は、映画のフィルターを通さなければ確実に我々の精神を病ませる…
>>続きを読む唯物論的演出法により雪原を這いずり回らされたりするソ連の役者は命懸け。寒さと栄養失調で肺を病んだ兵士の咳が客席にまで伝染してしまっていたからすごいリアリズムだ。
だが仮死の経験で聖性を宿した兵士がナ…
すごかった。ナチ戦争映画名作中の名作『炎628』の監督エレム・クリモフの妻ラリーサ・シェピチコがそれに先んじてこんな映画を撮っていたなんて。パルチザンの2人が民家に逃げ込み捕らえられて以降は眠気もふ…
>>続きを読むていうか少女まで同じように吊るされてたのショックだったんだけどあまり言及無くてびびった。何して捕まったかというのも「隠れてた」としか言ってなくなかった?
軍人のやつも相方の本名は頑なに言わなかったク…
わりと愚直にミクロの状況を積み上げていったところから、絶望的な不能感によって逆説的に神性を獲得していく飛躍がすごい。第二次世界大戦中のソ連にゴルゴタの丘を再現する離れ業。というか力技。外連味たっぷり…
>>続きを読む映画的昇華のひとつ手前で、踏み留まった客観ショット・主観ショットが続いてゆく。全てはありがちの内容であり、ありがちの展開の範囲内である。しかし、私はこんな映像・トーン・肌触りに接したことが…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ブルース・スプリングスティーン「俺はロックン・ロールの囚人だ!」
命よりも大切なものはあるのか?
人間が考える葦となってから、現代に至るまで、ありとあらゆる人間が「信仰か、パンか」で迷ってきたと…
満点5点つけることになりそう、と鑑賞前から予感してたんだけど、、6点つけたい!!
この世は茶番劇だらけだ。政治も社会も経済も国際も、そしてオフィスで作り笑いなんかして街でもどこでも迷惑者を咎める勇…