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復活の日のblackmonkeyのネタバレレビュー・内容・結末

復活の日(1980年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

2021年217本目
○見どころ
・豪華俳優陣とその演技
・リアリティーの高い練り込まれたストーリー
・コロナの世では恐いくらい刺さる設定


【あらすじ】
アメリカが極秘に開発していた最近兵器MM88が東ドイツに盗まれ、取り戻す途中に破壊され、大気中に混入し、瞬く間にイタリアかぜとして世界中に蔓延する。毒性が高いウイルスによって人類は死滅していき、ウイルスが活動を停止する南極基地に生存している人々が南極連邦を組織して生き残っていた。人類を絶滅させないよう細々と生きていくが、アメリカで地震が起こり、それによってアメリカの報復システムが作動し、全世界中にミサイルが発射し、南極基地もターゲットであることがわかる。システムを停止するべく、アメリカ人将校と日本人科学者ヨシズミがアメリカへ上陸する。寸前のところで失敗し、世界中にミサイルが解き放たれてしまい事前に船で避難していた数十人の女性、子どもとわずかな男性のみが生き残った。しかし、ロシアの博士によって開発されたワクチンによってウイルスへの耐性はできており、アメリカから帰還したヨシズミ(既にワクチン接種)と合流して幕。


【感想】
新型コロナの恐怖の中で見て、とても面白いというか見応えがある作品だった。
未知のウイルスの恐怖、病院に殺到する患者、必死に戦う医療従事者など現実で全く同じがことが起こっておそろしさを感じた。唯一救いなのは現実世界ではウイルスの毒性、致死率が低かったこと。
アクションとかは全くないんだけど、絶望下におこれた色んな国の人々の生き様がリアルで心にささり、2時間半以上の長い作品だけど、飽きずにみれた。ソ連の潜水艦がきて上陸を拒否されて爆撃されるところは悲しくてかわいそうなんだけど、実際体験してみると水際対策として仕方ないのかなという気もする。
役者さんも素晴らしかった、若い草刈正雄さんはイケメン、ちょい役に千葉慎一さんや緒形拳さんとか贅沢すぎる。草刈さんと良い仲になるノルウェー女性が綺麗で力強くて素敵だった。
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