むぶどん

復活の日のむぶどんのネタバレレビュー・内容・結末

復活の日(1980年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョージ・ケネディやロバート・ヴォーンとまさかの名優も参加、台詞はほとんど英語、あまりにも邦画らしくない画面よ。凶悪ウィルスの開発から蔓延して地獄絵図、そして核の脅威。人類の業を煮詰めたような展開なのに、所々雑に処理される場面があるせいで良くも悪くもシリアスに受け止めきれないというか。特に後半は劇的すぎて、前半ではギリギリ保てていたシミュレーションっぽさが失せちゃったり。まあウィルスやら核やらはギミックであって、『スレッズ』みたいなリアル感は目指していないんだろうし。"種の存続の危機に晒された人類が足掻く様"をエンターテインメントに落とし込んだ作品としてはめちゃくちゃ面白かったです。同じく小松左京原作の『日本沈没』は様々に映像作品が作られているけど、本作は色々な点で難しいでしょうね……。