小松左京原作
木村大作撮影
ふかさくさん監督
キャストがなかなか豪華。
てっきり日米合作なのかと思ったら邦画。
途中キリスト教モチーフが出てきて神との語らいがあったり…異国感あります。
草刈さんの顔立ちがもう外国の人にしか見えなくて、他の日本人キャストがいない場面はもうほんと洋画の絵にしか見えない。
遺伝子工学実験によって作られた危険な新種ウイルスMM-88。
東ドイツの研究所から盗まれたそのウイルスは山中で破損し、やがてそれは全世界に広がっていく。
国家間の愚かな姦計。
戒厳令、デモ、パニック、過労で倒れる病院関係者。
火炎放射器で焼かれる死体の山。
沈黙する町をただ一人歩く光景には圧倒される。
それだけでももう終末といえる光景なのに、さらにアメリカのARS(自動報復装置)による脅威も迫り…。
第一弾はウイルス脅威によるパニック、駆け引きをスリリングにしっかりと描いていたけど、この第二弾がなかなかとんでも展開だったりする。
その結末の映像はかなり強いインパクト。
生き延びた人たちの世界もなかなか地獄絵図かなって。
女性は資源だとか言い出したあたりからもやもや嫌な胸騒ぎが。一体何する気なんだ。
でもそっから男女比が逆転になる展開で苦笑しちゃうんですけどね!
ところでウイルスウイルスって騒いでるけどマスクしてる人がいなかったような。