Xavier

シービスケットのXavierのレビュー・感想・評価

シービスケット(2003年製作の映画)
5.0
心に傷を負った者たちと見捨てられたサラブレッド…
この奇跡の物語に涙しない者はいない…
1929年アメリカ大恐慌時代。
自動車ディーラーとして成功を収めていたハワードは最愛の息子を交通事故で亡くし、妻も出ていってしまった。
そんな彼は1933年、気晴らしにと行ったメキシコの競馬場で、運命的に出会った女性マーセラと結婚、そして乗馬の愛好家である彼女の影響を受け、競馬の世界に傾倒していく。やがてハワードは、カウボーイのスミスを調教師として雇う
スミスは、"シービスケット"と呼ばれる気性の荒いサラブレッドの潜在能力に目をつけ、その騎手として気の強い男・ジョン・ポラードを起用するのだった…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
実話を基にした激アツな作品。

その馬は、他の馬に比べてかなり小柄で
呼吸も荒く、脚をケガをしていて引きずっていた。そして調教師からは"競走馬としては使えない"と見捨てられた馬だった。

その青年は、裕福な家に生まれ、両親や兄弟たちとしあわせに暮らしていたが、
大恐慌の煽りを受け、家族から引き離された青年。元来優しかった青年は、1人で生きて行く為に、誰よりも気の強い青年になった。

その調教師も大恐慌の煽りを受け、カウボーイの仕事を失い、行き場を失っていた

そしてその大富豪は、アメリカンドリームを叶えたが、最愛の息子のを交通事故で亡くし、失意のどん底にいた

そんな3人の男と一頭のサラブレッドが出会った。そして、その出合いは必然だった…

そして、そこから快進撃が始まる。
空を飛ぶように走るシービスケットに相手はおらず連戦連勝、そしてその小さな体で蹴散らす姿は、大恐慌で夢を失った多くの者たちの希望の光となっていく…
しかし、その先に待っていたものは…

競馬のシーンは圧巻だったなぁ
観ていて胸が熱くなる。
と同時に涙も溢れる。
凄い感動したなぁ…

誰でも負けることはある。
諦めるか、立ち向かうのかは自分で決めるもの。
そして見捨てたりしない。
挑戦する者を信じ、見守ろう…
そして、その先には笑顔が待っている…

スポーツものとしても素晴らしいんだけど、人間ドラマとしても素晴らしい作品

いっぱい観て欲しいなぁ…
Xavier

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