人生に傷を負った3人の男たちが、シービスケットという名馬に関わることで人生を取り戻していく物語だ。
そして実話。
最愛の息子を失い妻にも去られた富豪、周りに理解されない天才調教師、不況下で家族と別れ別れになりどん底の放浪生活を強いられた騎手。
彼らの心の空洞を、お互いとシービスケットが埋めて行く過程が素晴らしい。
観ているこちらも心が充足される、とても暖かい作品だった。
あと名言を書き留めておこう。
少しのケガで命あるものを殺すことはない。
人生でもレースでも誰にだって負ける時はある。その時引き下がるか闘うか。
これら名言は本作のテーマでもあるだろう。