ニカイドウ

シービスケットのニカイドウのレビュー・感想・評価

シービスケット(2003年製作の映画)
3.8
序盤、歴史の苦手な俺は、かなり苦戦。おっさんばっかり出て来て、誰が重要人物かもわからず、しかもみんな同じような顔に見える。
…辛い。
それでもしばらく頑張ると、知った顔が出てくる。『君が生きた証』の監督でもあるウィリアム・H・メイシー。じゃなくてトビー・マグワイアです。
競馬中に殴り合ったりしてるの面白い。
1時間くらい経つとやっと主要メンバーがわかって、シービスケットも登場。
そこからグッと話に引き込まれた。
ウィリアム・H・メイシーも競馬実況者として出演してます。笑
大恐慌に家を奪われ、心や体に傷を負い、それでも生きていく。
「ちょっとの怪我で命を奪う事はない。」
少しつまずいたくらいで人生が終わる訳じゃない。
「彼は自分のことを大きいと思っている。」
自分を鼓舞して踏ん張る。
シービスケットは当時の人々の希望やったんやなぁ。
そして、規模は違えども、今も学ぶ所はあるし、励まされる。
大人になって、頑張れば何とかなるなんて虚言やって思う自分はいる。
けど、この映画は学校で観せてあげて欲しい。
先の未来に希望を持って生きられる映画やと思う。
始まって1時間は苦痛やから、家やとちゃんと観てくれへんかもしらんし、やっぱり学校で。笑
ハワードさんが優しくて、それだけでも癒しになります。
挫折を経験したハワードさんが、家族を作っていく映画としてもとても感動しました。
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