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スペース・サタンのabdmのレビュー・感想・評価

スペース・サタン(1980年製作の映画)
4.0
爆発的な人口増加に伴い急激な食料危機に陥った地球と比べ、土星基地で水耕栽培の研究をしているフリをして若いブロンド美女を誑かすカークダグラスことアダム。そこへ1人の変態殺人者のベンソンがやってきて、彼の脳と直結した高性能怪力ロボット"ヘクター"を用いて土星基地乗っ取りを企む。

が、しかしこの変態、
「あのパツキン美女やべえわ、マジで可愛い、チュッチュしたい」
ということしか考えておらず、そんな事を一日中考えてる男の脳と直結しているロボットもパツキン女に恋をし始める。この男の根底にある殺人の欲求とパツキン女に対する欲望によって支配されたヘクターはとうとう自我を持ち始め暴走し、人間3人とロボット1台による密室サバイバルホラーが始まる!!


なんつーか初めから終わりまでどこかで観たことあるようなシーンの連続ですが、高性能怪力ロボットヘクターの無機質な感じと登場人物達の会話からほんのり見えてくる舞台背景の壮大さ、そして何と言ってもファラフォーセット(ブロンドセクシープリティ美女)のヌードシーンに見入ってしまいました。

ラスト絶望的な状況になるのですが秒で解決してしまうので少しガッカリ。
ダグラスじいちゃんが三年かけて築いたエデンの園が変態ロボットによって崩壊していく様をザマミヤガレ!!と感じて観るか、やめたあげて!!!ダグラスじいちゃんかわいそうだよ!!余生楽しませたあげて!!!と感じて観るのとでは印象はガラッと変わります。僕は後者でした。悲しい。


あ、あと変態男役はハーヴェイ・カイテルです。流石は実生活でも変態なだけあって妙なしっくり感を味わえます。

おもしろいよ!
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