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ゴジラ対メガロのkazu1961のレビュー・感想・評価

ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)
2.4
▪️Title : 「ゴジラ対メガロ」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1973
▪️JP Release Date :1973/03/17
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-432 再鑑賞
🕰Running Time:82分
▪️My Review
主題歌は、子門真人の「ゴジラとジェットジャガーでパンチ・パンチ・パンチ」(笑)
ゴジラシリーズワースト作として語り継がれ、昭和ゴジラの終焉のきっかけを作った作品としても有名ですよね。
なんせ、低予算&撮影期間3週間という悪条件で製作され、キャストも新人を中心に少人数に抑えられました。ゴジラシリーズで唯一ヒロインが存在しない作品でもあります。特撮も前作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』同様使い回しが多く、よく見ると場面が変わるたびに舞台が変わっています。自衛隊の出撃シーンでも海だったり森だったりいったいどこやねん!!そんな感じです。登場するゴジラの着ぐるみも変わっていたりしています。そしてほとんどロケで撮影されていて、特撮面でも決戦シーンでは何もない荒野しか用意できなかったんですね(笑)。
そして、怪獣同士の戦いの描写は、「怪獣タッグマッチ」がコンセプトにあるため、ゴジラがVサインをしたり、メガロが尻を叩く仕草をして挑発するなど、かなり人間味を帯びています。。。
さらに極め付けは、ゴジラに協力するロボットジェットジャガーの存在です。テレビヒーロー調デザイン、何の説明もなく自らの意思を持ち、その上巨大化する描写、これは当時の「変身・怪獣ブーム」によってテレビを中心に量産されていた巨大ヒーロー番組の影響を受けたんですが、あまりにも唐突ですよね。
なので、ストーリー展開も浅くて安易、とても残念な作品ですね。。。
テーマ的には、久々に(そして昭和ゴジラシリーズでは最後の)「反核」をテーマに置いた作品で、ラストは地上の人間の核実験を反省する主人公たちの会話で締めくくられています。

物語は。。。
伊吹吾郎の開発した人造人間・ジェットジャガーが海底人・シートピアの手によって奪われました。しかし伊吹はもう一つのコントロール装置によってジェットジャガーを奪い返し、怪獣ランドにゴジラを呼びに行かせます。一方、シートピアもM宇宙ハンター星雲人からガイガンを借り受け、メガロと共に地上の破壊を始めました。その時、ゴジラの出動要請から戻ったジェットジャガーは、人類を守る使命感によって巨大化、二体の怪獣の前に立ちはだかりますが。。。

昭和ゴジラシリーズもあと2作+1作。頑張ります!!

▪️Overview
東宝の怪獣特撮ゴジラシリーズ第13作目。今作の新怪獣としては、昆虫怪獣“メガロ”、電子ロボット“ジェット・ジャガー”が初登場。脚本・監督は「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」の福田純、撮影は「その人は炎のように」の逢沢譲がそれぞれ担当。(参考:映画.com)

出演は、佐々木勝彦、林ゆたか、川瀬裕之、富田浩太郎、大月ウルフ、ロバート・ダンハム。
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