―――菅原文太 ＆ 清水健太郎！！
一見すると、健全なスポ根の絵面では無い。
背後に蠢く、黒い影の存在を誰しもが疑う。
残念ながら、その成分は期待できないぞ。(笑)
TVアニメ版『あしたのジョー』主題歌の
作詞も手掛け、力石の葬式も執り行った
寺山修司監督作品。
『ロッキー』ヒットの波に乗ろうと意欲作。
全日本ボクシング協会の協力を得て、
当時のJフライ級チャンピオン
具志堅用高を始め、白井や輪島など
歴代のチャンピオンが多数友情出演、
鳴り物入りで盛り上げている一作。
ピースしてんじゃねぇよガッツさん(笑)
【あらすじ】
元チャンピオン文太。目に障害あり。
妻と娘とは別れ、今は落ちぶれて
ボロアパートで酒浸り。
若きボクサー健太郎。左足に障害。
仕事場の事故で、文太の弟を
スクラップの下敷きにする。
そんなこんなで２人は、
二人三脚で新人王獲得に挑むが…。
時代は1977年だけど、寺山映画らしく
少々時代が後退したアングラな空気。
“涙橋食堂”とかがそれを象徴している。
アバンキャルド。子供も喫煙OK！
店内フロアにシャワーもあるよ！(笑)
シミケン、良く頑張ったね。☆
