はる

プリティ・リーグのはるのレビュー・感想・評価

プリティ・リーグ(1992年製作の映画)
3.7
1943年、メジャリーガーが戦場に行き継続が危ぶまれる野球界で、新たに設立された全米女子プロ野球リーグが舞台です。
この頃の日本の状況を思うと、勝戦国の余裕を感じずにはいられないんだけど、夫の帰りを待つ不安な感情なども描かれていました。

『プリティ・リーグ』という軽い邦題がついていますが、原題は『A League of Their Own』
女性の自主性を主張するような真面目なテーマも見られました。

姉妹でピーチズに入団したドティとキットの対立を軸にストーリーが進んでいきますが、チーム監督には、アル中でやる気ゼロのトム・ハンクス、チームメイトにはマドンナと彩り豊かな顔ぶれで楽しませてくれました。

トム・ハンクスは自身の出演作の中でもこれがトップレベルでお気に入りだと何かの記事で読んだことがあります。
そういえば野球観戦の写真をインスタにあげたりしていたから、元々野球が好きなのかもしれないですね。
マドンナは彼女のイメージはそのままに、マイクをグローブに変えて活躍していました。
(主題歌♫もマドンナが担当、ダンスも見られます✨)

おばあちゃんになった彼女らのシーンがあるんですが、みんな選手時代とそっくりです。特に主役のドティ(ジーナ・デイヴィス)の晩年役、リン・カートライトはそっくり過ぎてびっくりしました!

スポーツものらしい清々しいラストが良かったです。
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