ドルフィンキック

バトルクリーク・ブローのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

バトルクリーク・ブロー(1980年製作の映画)
5.0
劇場公開時、僕と学校の友達二人の合計三人で、観ました。
初ジャッキー映画でした。
新聞屋さんに招待券を貰って、「映画を観る前は、あまり、興味も、関心も、なかったけれど、せっかく、招待券を貰ったんだし、もったいないので、それじゃ~、観に行こうか~。」みたいな感じで、何となく、観に行きました。
ジャッキー・チェンのことは、本作を映画館で、観る前までは、そう言えば、以前、来日したときに、日本のテレビのワイドショー番組で、演武を披露していたなあ~。ってことを思い出して、何となく、顔と名前を知っていた位で、ジャッキー映画も、全く見たことが、ありませんでした。
それ以前に、「カンフー映画」や「カンフー」って言う言葉すら、聞き始めた頃で、「どうせ、ただ単に、殴り合ったり、蹴り合ったりするだけの映画でしょう。」って、全く期待していなかったのですが、ところが、映画が、始まって、冒頭のジャッキー・チェンの鉄塔での曲芸風のアクロバットにいきなり心を鷲掴みにされてしまいました。
こんな凄い動きが、人間に出来るのかと。
その他にも、ユエン爺さんとジャッキーとの修行を彷彿とさせるような、トリッキーな動きを交えた、師匠とのユーモア溢れる特訓や小道具やアイテムを巧みに利用したファイトやジャッキーのアクロバティックな華麗な技や動きの数々は、どれも、素晴らしくて、本作をきっかけに、ジャッキーの大ファンになりました。
特に、印象に残っているのが、ジャッキーが、ラスボスに、目掛けて、台の上からバク宙蹴りを炸裂させて、そのあと、下から、キックを突き上げて、立ち上がるアクションに、度肝を抜かれてしまいました。
普通の一般人が、決して、真似の出来ない、動きや技の数々は、衝撃的で、尚且つ、新鮮で、とてもカッコ良かったですね。
その後、テレビ放送で、「スネーキーモンキー・蛇拳」や「ドランクモンキー・酔拳」を見て、更に、大好きになりました。
ハッキリとは憶えていませんが、「サイクロンZ」辺りからは、何作品かを除いて、ほぼ、毎回、ジャッキー映画を、映画館に、足を運んで、観に行く位の筋金入りの長年のジャッキーファンですね♪
お話を本作の「バトルクリークブロー」に戻しますが、正直、今、見ると、対戦相手が、皆、モッサリ系の巨漢の外国人で、アクロバティックな華麗な技や動きを得意とする、ジャッキーにとっては、どの相手も、手が、合わず、噛み合う相手では、なかったり、所々、物足りない箇所が、あったり、インターネット上では、評価が、低かったり、するのですが、僕にとっては、何と言っても、初ジャッキー映画で、とても思い出の作品なので、評価は、かなり甘めで、満点にしておきます♪
格闘にアクロバットを加えたファイトスタイルは、プロレスラーの初代タイガーマスクと共通するものが、あり、もう、子供の頃は、このお二人に夢中でしたね♪
ジャッキー・チェンと初代タイガーマスクの夢の対決を見たかったなあ~♪
初代タイガーマスクの試合も、父親と一緒に、大阪府立体育会館に、観に行き、とても興奮&感動しました。
それ位に、「アクロバット系」が、大好きなんですよね。
そのジャッキー・チェンや初代タイガーマスクの格闘にアクロバットを加えたファイトスタイルは、近年、流行している、パルクールの華麗な技やトリッキング(XMA)のアクロバティックな動きへ、影響を与えたのではないかと、個人的には思っています♪