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バトルクリーク・ブローのSEIJISANのレビュー・感想・評価

バトルクリーク・ブロー(1980年製作の映画)
2.0
既に香港の大スターになっていたジャッキー・チェンのアメリカ初進出作品。監督と脚本はあの「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ!結果は失敗に終わる。序盤に少しだけジャッキー・チェンらしいコミカルなカンフーが出てくるけれど、キレが全く無い。クライマックスは、武道会(と言うより道端の喧嘩の賭け事みたいな)に出場して、兄の嫁さんを救う為に闘うシーン。これまた残念な事にジャッキー・チェンが全然役にハマって無い。これはブルース・リーが演じるべき役ですね。彼なら絵になったでしょう。極め付けは、アメリカのカンフーアクションに慣れないスタントマン相手なので、香港で見せていたスーパーカンフーアクションは見せられなかった事。ストーリー全体も雑で展開も緩慢。ジャッキー・チェンが「世界のジャッキー・チェン」になる前の苦い思いをした作品に見えます。これもまた歴史。ジャッキー・チェンのファンなら押さえておきたい一作でしょう。
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