当時、観たタイミング的に自分の経験とストーリーが非情にも重なっていたので、胃か胸が痛くなる程に動揺した事を覚えている。
悪魔と契約(決してホラーではなく、宗教上でもなく。ましてやブルースにでもない。)を交わした過去を背負って雪の中を彷徨う父。その姿は、似た経験を持つ者には観ていて辛いかも知れない。
ゴールドラッシュ時の野望への共感も、やはり男性は理解しやすいかも知れない。
が、パンチやサービスを映画に求めて観ると、静かで重過ぎてつまらないだろう。
映画としての流れや全体のまとまりやロケ及びカメラワーク等はA級の下位の位置作品として?隠れた佳作だと私は思う。