R.I.P.千葉真一ということで、ボクは本作をチョイスしました。野田幸男監督作品。
ストーリーは非常に単純。昭和の『土竜の唄』な感じのヤクザへの潜入捜査です。千葉真一が刑事でありながら、ヤクザの組織の一員になり麻薬犯罪の捜査をします。しかし、ストーリーはあまり重要でないというか、色々と無理がありすぎ。
本作の見所はスタントなしの千葉真一のアクション……ではなく、キャラ立ちしている登場人物でしょう。ヤクザなのに潜入刑事の隼田(千葉真一)と強い絆を結ぶ朝井(内田良平)とか隼田の上司の峰尾(南利明)とか。他にも同じ脱線トリオの由利徹や野際陽子がゲスト出演しています。彼らを観ているだけで楽しい。
本来であればスタントなしの千葉真一のアクションも見所なんだとは思います。しかし、印象に残っているのはモーションがデカすぎるテレフォンパンチなんだよなあ😂
なお、この「やくざ刑事」は「不良番長」とともにシリーズ化されていて野田幸男監督の代表的な作品となっています。