るい

眠狂四郎 人肌蜘蛛のるいのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 人肌蜘蛛(1968年製作の映画)
3.7

百戦錬磨の色男🤍11/12


狂四郎さまの抱く抱かないは敵だからとかハニトラだからとかじゃないんやね。何やら基準があるらしい。

さて、本編。ストーリーへのひねりはあんまりなくて前作のような複雑な人間ドラマもないんやけど、転びバテレンと黒ミサという背負わされた十字架のくだりはかなり深く関わってくるので見逃せない一作。

シスコンで毒オタクのアホ坊の兄と色狂いで血が大好きな妹が、狂四郎と同じ境遇の若者を攫ったのでほっとけねぇぜ助けに行くぞって話。

とっても珍しかったのは、「もう死ぬかも」ってちょっと死が頭をよぎった狂四郎と、「むかつく!」って感情を表に出す狂四郎が見れた事やな。いつでも冷静沈着、宗教勧誘にも真っ向から論破な狂四郎さまとはちょっと違った人間味を感じたね。

あと、殺陣シーンちょっと工夫があって、眠狂四郎視点で撮られていたり、発煙筒持って戦ってたり、かなり望遠で撮られたりしていた。

あと女は脱ぐけど、狂四郎は脱がないっての徹底してるよね。魔性の肌ではちょっと脱いでたかな。背中が見えてた記憶。

あと一作さみしーぞ🥹
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