菩薩

冬の子供の菩薩のレビュー・感想・評価

冬の子供(1988年製作の映画)
2.0
何人かの男と女が何組かの男女になりずっと惚れたやら腫れたやら中2みたいな事を繰り返している。やれ愛しているやらいないやら、私のものやら俺のものやら、離れようやらそばにいようやら、一人じゃまともなメンタルでいられないのかなんなのか知らんがそんなんをずっーーーーーーーーーーーーーーーーーーと繰り返している。いや知らんしどうでもいいし童貞の俺には関係ないし。流産しそうって言いながら楽しげに友達に電話かける神経も、産まれる直前に無慈悲に立ち去った癖に後で父親面する神経も、そうして産まれた息子に父親と同じ名前付ける神経も、寝起きにナイフ突きつけられてしかも切りつけられた相手と一瞬より戻す神経も、結局そいつに振られたからって撃ち殺す神経も何もかも分からん、全員自分勝手で頭おかしい。一瞬出てくるイネスがどう考えても圧勝してる、後はひたすら面倒臭い男と女の関係性、他人の領域に土足で踏み込むことの暴力性について。馬鹿みたいな神経の削り合いは観ているこちらの体力をも削り取る。
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