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荒鷲の要塞のkojikojiのレビュー・感想・評価

荒鷲の要塞(1968年製作の映画)
3.8
1968年 アメリカ 監督:ブライアン・G・ハットン
キャスト:リチャード・バートン、クリント・イーストウッド

 観応え充分。超エンターテイメント。
 救出劇だが、救出のための仕掛けが、手がこんでいる。それに負けず劣らずストーリー展開も楽しませる要素がたっぷりつまっていて、大満足。
 
 戦争映画は基本的に好きでない。
 ところが、少しこの頃変わってきた。今までの観方と違ってきた気がする。単なる殺し合いを見るのではなく、そういう環境下での自分の観察みたいな、自分ならどう考えるのか、そんな事を考えて観ている。

 といっても、この映画は所謂戦争映画ではない。
この映画は半分以上、スパイサスペンスだ。007と何も変わらない。ただ戦いが戦争というだけ。
 ハラハラドキドキの連続。救出まで、不落の要塞だけに時間はかかる。

(ストーリー)ー知りたい人のためにーーー
アメリカ陸軍の将軍カーナビーがドイツ軍の捕虜となる。カーナビー将軍が収容されているのは、アルプス山脈の断崖絶壁に建てられた「鷲の城」と渾名される難攻不落の城塞である。スミス少佐(リチャード・バートン)を中心とするイギリス軍情報部員6名と、アメリカ陸軍シェイファー中尉(クリント・イーストウッド)等の特別部隊がカーナビー将軍救出のため、この「鷲の城」に向かう。そういうストーリー。
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 主役のリチャード・バートンはエリザベス・テーラーの周りをチョロチョロするオッサン役者のイメージだったが、こんな役もこなしていたのかと、少し見直した。

 クリント・イーストウッドはまだ若く、彼の魅力はまだ発揮されていない。若手俳優というレベル。

 長い救出劇の最後にどんでん返しが待っていて、最後まで魅せてくれた。

#2022-62
死ぬまでに観たい映画マイベスト1000-7
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