矢吹健を称える会

サラリーマン忠臣蔵の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

サラリーマン忠臣蔵(1960年製作の映画)
2.9
 このシリーズの中では力作といえる内容。まずキャストがすさまじく豪華である。池部良(あまり役に合ったキャストとは思えないが)はまだしも、三船敏郎+志村喬には驚いた。東野英治郎の憎たらしさもさすがに巧い。新珠三千代は最初誰だかわからなかった……。
 そんな中で、あらためてレギュラーキャスト、というか森繁久彌の何とも食えない存在感が良い。このシリーズで初めて森繁を良いと思った。

 「松の廊下」のセットも面白い。