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水の中のつぼみのmのレビュー・感想・評価

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)
3.5
『燃ゆる女の肖像』よりこちらの作品の方が豊かで切なく、シアマ監督の描きたい本来の姿が描けているように感じる。私はこちらの方が好み。

ラストが秀逸だった。天井を見上げる意味をマリー(ポーリーヌ・アキュアールさん)が語るシーンがあるが、マリーは最後天井を見上げるカットで終わる。青春の終わり、儚い恋の終わりが伝わるラストだった。

マリーだけでなくマリーの友達の思春期特有の危なさも描かれており、全体的に少女たちのアンビバレンスを美しい画で描いてある。観るに美しく切ない映画。

cc/少女に恋した少女の夏──
はじめての 痛み
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