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免許がない!のtakのレビュー・感想・評価

免許がない!(1994年製作の映画)
2.9
18歳の夏。免許とりたい!と親に言ったら、無認可の自動車教習所に行けと言われた。料金は自動車学校よりも格安、朝から晩まで好きなだけ運転していいけれど、仮免許から免許試験場で学科も実技も受けなければならなかった。甘く見ていたけれど、仮免許の実技をなかなか合格させてもらえなくてかなり苦労した。何回証紙買って申請書書いただろ😭。だからこの映画の舘ひろしの苦労がいちいち身につまされて。

映画スターの主人公は、免許を持っていなかったが、それを知られるのが嫌で、誰にも知られずに短期でとるために合宿免許へ。自信たっぷりのスターが、教官にコテンパンにやられる姿を最初は笑っていたのだが、だんだんとわが身を思い出して変に感情移入している自分に気づく💧ハンコもらえないよねーww

免許とるまでの日々って、いろんなドラマがある。そこをうまく笑いのネタにしているところが好感。脚本は森田芳光。ちょっと冷めた目線の作品が多い印象があるけれど、意外に人情路線で、次第に真剣になっていく主人公をいつしか応援してしまう。西岡徳馬が演ずる厳しい教官、こういう人いるよなー。墨田ユキが助手席から、運転席にキックを見舞うのがやたらカッコいいw。
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