仮COOKsang

デンデラの仮COOKsangのレビュー・感想・評価

デンデラ(2011年製作の映画)
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姥捨山かーと思い、次に監督・天願大介の父、今村昌平最初のパルムドール受賞作『楢山節考』を思い浮かべるところですが、そこは私なのでドリフのパロディコントを思い出していた。面白いのよ。

時代は『楢山節考』と同じ、江戸から明治と思われる。
当時は生まれて間もなく亡くなることが多く、平均寿命は短いが、60・70まで生きる人は意外と多かったとされる。
当時でその寿命まで生きるんじゃ健勝だと思うので、この話のように雪山で生き延びるっていうのはあり得るのかも。

あらすじとしては、70になった婆さまだけ捨てられる山があり、捨てられた婆さまたちで村のようなものを作っていた。
村の男たちに復讐をするために着々と準備を進めていたのだけど、ある晩熊に襲われてしまう。

この辺からブレを感じてしまうんだけど、監督は熊の辺りを撮りたかったのかなと思ってます。
最初の方はサービスだよね、きっと。
息子が『楢山節考』っぽいの撮ったらちょっと面白いでしょ、って。知らんけど。

私は上品なイメージの女優さんたちが言葉遣い悪かったり、走りまくるのが面白かったです。
途中、雪崩が起こるシーンがあるんですが、あれ絶対放屁ババアのせい😂
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