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デンデラのsabumasaのレビュー・感想・評価

デンデラ(2011年製作の映画)
3.7
マストドンで先日その存在を知り、Twitterで観ることを勧められて、ちょうど #August1stTweetOutDay #8月ツイ断ち だしな~ということで昨晩早速観た『デンデラ』。

なんと表現したらいいのか分からない映画であった。

70歳以上限定のシスターフッドと、あるキャラクターにおける家父長制(というのは、もっと大きなもの=国体維持の実働部隊のようなものだと捉えている)への反発のはずが自らそれをなぞる結果になっている……という矛盾が、自分が一番感じたところ。
デンデラというコミュニティを守る悲願を受け継ぐ格好となった主人公が何を目指したのか、どうもはっきり分からない。
(不死身すぎる熊との勝ち目のない闘いが主軸になっていくので…)

それにしても、特に日本映画界において中年以降の女性の俳優が活躍する場を提供できていない構造的問題に、それに真っ向から異を唱える映画がなんと10年以上も前に作られていたことへの驚き。まぁ 狙ってのものなのかは分からないが。。。
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