ええ方、幸せな方
日本を見た。あくまで家族の話。
学生の頃に観たときと、働き始めた頃に観たとき。そして地元を離れ長くなった今、歳と共にこの作品に思入れが深くなってきた。
環境に馴染み、変化するのは当たり前。それでも「しょうがない」という言葉では片付けられない関係性はあるはず。
親子って何だろう。それぞれの生活を重んじるほど煩わしい愛情。
小津安二郎作品を語れるほど知識はないが、この作品が魅力的なことだけはわかる。
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尾道から東京で暮らす子供たちを訪ねた両親。厄介者扱いする子供たちだが、義理の娘だけは温かく歓迎をする。人間関係の奥深さを紡ぐ。