s

東京物語のsのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
4.7
この映画は自分が生きてきた短い人生の中で
感じてきた味や香りや想い出、全てのことを思い出させられた。
死と直面した家族の反応が、言動や行動から
とてもリアルさが滲み出していて自分の中にあるイメージとこの反応が一緒で人間は一種類しかいないのかなと思わせられた。
自分の人生とこの作品は切っても切り離せないし
この作品を見ている間は祖父母のことをずっと考えてしまった。ラストに子供たちの教室が出てくるのはとても良い。
小津安二郎が言いたいこと、凄く分かるな
彼にとって死はとても普遍的なことであって、
憂事ではないんだろうなと思う。
s

s