『PERFECT DAYS』のヴィム監督が小津安二郎をリスペクトして製作した『東京画』(1983)を観て登場したシーンから、ふと観たくなった。
前に観たのが学生のときで、そのときとは違う感覚を持った。歳を重ねるにつれて違う感想を抱く作品だと思った。それほど親と子の考え方の違いがしっかりと描かれている。前に思ったことは子どもに会うために東京に出てきた両親に対して実の子どもたちは冷たい対応を取るなあ、悲しいなあなんて思っていたけど、今回はそれぞれの立場によって考えがあり、すごい温かいとも冷たいとも思わなかった。平熱だなって感じた。
台詞が人物それぞれの人柄が出ていてとても良かった。