バルデンス

東京物語のバルデンスのネタバレレビュー・内容・結末

東京物語(1953年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

旧い映画だからか、全体的に浮き沈みのない静かな作品で、現代映画の派手な娯楽性はない。家族の在り方を描いた作品と聞いていたが、よくも悪くも家族同士での遠慮のなさが出ていた。
最後の方で、父親と亡くなった息子の嫁との会話で「実の子供達よりもある意味じゃ他人のあんたの方が、よっぽど良くしてくれている」という台詞があって、その流れで終わったので、「これがこの映画のいう家族の在り方の結論!?」と驚いてしまったが、妙な現実味や納得感があった。ドライだなって…
前半退屈気味だったが、後半は引き込まれた。