このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
以前から気になっていた作品です。
苦い物語でした。
①良かったところ
・独特のリズム
発言している登場人物をメインに据えた構図が多かったです。
表情が伝わりやすかったです。
観ている私が話しかけられているようで、没入感がありました。
・おばあちゃん
序盤から死の予感がありました。
孫に将来を尋ねるシーンが意味深でした。
淡々と進む作品ですが、緊張感がありました。
・絶妙に嫌な空気感
険悪というわけではありませんが、親を疎んじている描写が生々しかったです。
それでいて息子も娘も悪い人ではなかったです。
絶妙なバランスでした。
・紀子さん
血縁者ではない方が親切というのは、ある程度納得できました。
距離があるからこそ、穏やかに接し続けられるのかなと思いました。
ただ、いい人すぎるようにも感じました。
終盤で悩みを吐露していましたが、全体的に穏やか過ぎないかなと。
少し不気味にすら感じました。
・おじいさんが1人に
哀愁がありました。
何とも言えない気持ちになりました。
②気になったところ
終盤で説明的に感じることがありました。
姉への不満を述べる妹。
血縁者よりも他人の方がという話。
それまでの描写で伝わっていたので気になりました。
③まとめ
いい映画でした。
観て良かったです🙇♂️